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- 警察にちゃんと捜査してもらえなかった方
性被害に対する警察対応の実情
性被害を警察に相談したものの、「十分な捜査をしてもらえなかった」「真剣に取り合ってもらえなかった」という経験をされた被害者様は、残念ながら少なくありません。警察の対応には担当者による差があり、性被害に対する理解や捜査手法にばらつきがあることが現実です。
特に問題となりやすいのは、証拠が不十分な事案、加害者との関係性がある事案、風俗業界でのトラブルなどです。これらのケースでは、「被害届の受理を渋られる」「積極的な捜査が行われない」「民事で解決するよう促される」といった対応を受けることがあります。
消極的対応＝解決不能ではない
警察の消極的な対応は、必ずしも事件の重要性や解決の可能性を正確に反映しません。弁護士の介入によって迅速な解決が叶うことも多々あります。
兵庫県神戸市・三宮の弁護士法人セラヴィでは性被害の実情と警察の動きを熟知した弁護士が、被害者様の権利を最大限に活用した解決を目指します。警察の初期対応が不十分であっても、最終的により良い結果を得ることは十分に可能です。専門家のサポートを受けながら、諦めることなく正当な権利を主張しましょう。
弁護士による警察対応の改善
警察の消極的な対応を改善するためには弁護士の関与が有効です。当事務所では被害者様の代理人として警察との交渉に当たり、適切な捜査を求める働きかけを行います。
具体的には、刑事告訴状の作成・提出により、正式な法的手続きとして事件を位置づけます。単なる被害届とは異なり、刑事告訴は法的により重い意味を持ちますので、警察も無視することができません。また、告訴状では事実関係を法的観点から整理し、証拠の重要性と事件の悪質性を明確に示すことで、警察の動きを促します。
さらに、捜査の進展状況について定期的な確認を行い、必要に応じて追加の証拠提出を行います。被害者様お一人では困難な警察とのやり取りも、専門家がそばにいれば安心です。
民事訴訟という選択肢
警察の捜査が思うように進まない場合でも、民事訴訟により被害者様の権利を守ることは十分に可能です。刑事事件として立件されなくても、民事上の不法行為責任を追及することで、加害者に対して適切な賠償を求めることができます。
民事訴訟の利点は、刑事事件よりも迅速に解決できること、被害者様のプライバシーが保護されやすいこと、柔軟な条件での解決が可能なことなどです。また、民事の立証基準は刑事よりも緩やかであるため、刑事事件として立件が困難なケースでも民事では勝訴できる可能性があります。
被害者参加制度の活用
刑事事件が起訴された場合には、被害者参加制度を活用することで、被害者様や代理人弁護士が、証人への質問、意見陳述、求刑に関する意見表明などを行えます。より積極的に権利行使が可能となり、被害者様が望む解決を図りやすくなります。
また、刑事裁判に附帯して損害賠償命令の申立てを行うことで、刑事裁判と同時に民事的な救済も求めることができます。損害賠償命令には民事訴訟と同様の効力があるため、別途民事訴訟を提起する手間と費用を省きつつ、より効率的な解決が期待できます。
