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起訴と示談交渉どちらが良い?

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起訴と示談、どちらを選ぶべき?

起訴と示談

性被害を受けた方にとって、「起訴」と「示談」のどちらを選ぶかは重要な判断です。どちらにもそれぞれ異なるメリットがあり、被害者様の状況や希望によって最適な選択肢は変わります。「加害者への適切な処罰」を重視するか、「心身の回復」を優先するかという観点だけでなく、被害者様の生活状況、加害者との関係性、経済的な事情なども考慮して判断する必要があります。

兵庫県神戸市・三宮の弁護士法人セラヴィでは、被害者様の気持ちを最優先に考え、どのような選択をされても被害者様の回復と権利を守るために全力でサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

示談と起訴の基本的な違い

示談の特徴

示談交渉は、当事者同士(通常は弁護士を通じて)の話し合いによって紛争を解決する方法です。裁判所を通さないため、非公開で迅速な解決が可能です。

被害者様が示談を選ばれる理由は、時間的・精神的な負担の軽減が大きく、早期に区切りをつけられることにあります。実際、当事務所で扱った性被害案件の多くは示談で解決しています。

起訴の特徴

起訴は国家が加害者を処罰する手続きで、行為に対する社会的制裁や事実の公的認定が得られます。ただし、刑事裁判は半年から1年以上かかることが一般的です。その間は常に事件と向き合い続ける必要があるため、時間的・精神的な負担が大きくなります。

示談が適している状況

早期解決が必要

職場復帰を急ぐ必要がある、転職や引っ越しを予定している、受験や就職活動を控えているなど、生活の区切りをつけたい時期が決まっている場合は、示談による早期解決が適しています。

当事務所の示談交渉では依頼から1か月以内での解決が多数を占め、早ければ数日で解決することもあります。長期間にわたる裁判と比べ、心理的・経済的コスト負担を大幅に軽減できます。

加害者との直接対面を避けたい

加害者が知人、職場関係者、家族などの場合、法的手続きの中で直接対面することは大きな精神的負担となります。示談交渉は弁護士が代行可能なため、被害者様が加害者と直接対面する必要は一切ありません。これにより二次被害のリスクを最小限に抑えることができます。

確実な賠償獲得を重視したい

加害者が一定の資産を持っている場合、示談による賠償金の支払いは比較的確実に履行されます。支払いが滞った場合でも、強制執行による財産差押えが可能です。

また、示談交渉では賠償金の金額だけでなく、謝罪の内容、今後の接触禁止、守秘義務などの条件も柔軟に設定できるため、被害者様の真の回復に向けた包括的な解決が可能です。

起訴が適している状況

再犯防止を重視したい

加害者が経営者や有名人などの社会的地位のある人物である場合、刑事処罰により社会的な制裁を加えることで、同様の被害の再発を防ぐことができます。

また、起訴による前科の記録は長期間残るため、社会復帰後も一定の抑制効果が期待できます。個人的な被害回復を超えた、「被害への社会的な意義」を問いたい場合に適しています。

事実の公式記録が必要

SNSでの誹謗中傷や風評被害に対抗するため、裁判所の確定判決という公式な記録が必要な場合があります。示談では非公開での解決となるため、第三者に対する事実の証明が困難です。

起訴による判決は被害事実の公式な証明となり、将来的に名誉回復や反論の根拠として活用できます。

社会に被害を強く訴えたい

「同じような被害で苦しむ人を一人でも減らしたい」という強い意志をお持ちの場合、起訴による社会的制裁は重要な意味を持ちます。裁判記録は将来の法改正や判例形成の重要な資料となり、被害者様の勇気ある行動が、同様の被害で苦しむ方々を救う制度改善につながる可能性があります。

両者の併用パターン

必ずしも示談と起訴のどちらか一方を選ぶ必要はありません。まず示談交渉を試み、納得のいく結果が得られなかった場合に起訴に移行するという段階的なアプローチも可能です。この場合、示談による金銭的賠償と起訴による社会的制裁の両方を図ることができる可能性がありますが、手続きは複雑になります。そのため、専門家によるサポートが不可欠です。

示談と起訴、どちらを選ぶ場合でも、弁護士のサポートがあれば被害様の負担を大幅に軽減できます。

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