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隠部への性的接触の法的性質

隠部への性的接触は、被害者様の身体の中で特に尊厳に関わる部位への侵害です。指を挿入する行為や口唇による接触は、被害者様の人格と身体的自律性に対する深刻な侵害の一つとして法的に評価されます。
この種の被害では、被害者様が「汚された」という感情や強い羞恥心を抱くことが多く、そのこと自体が被害の深刻さを物語っています。
法的には、こうした心理的影響も含めて被害の全体像を評価し、適切な責任追及を行うことが重要です。被害者様の感じる汚辱感や精神的苦痛は、決して軽視されるべきものではありません。
示談金の目安について
隠部への性的接触による被害は、100万円から200万円程度が示談金の目安です。ただし、被害の態様、継続時間、被害者様の年齢や社会的立場、その後の精神的影響などを総合的に考慮して適切な金額を算定する必要があります。
この種の被害では単純な慰謝料だけでなく、PTSD等の精神的後遺症の治療費、婦人科での検査費用、仕事への影響による休業損害なども損害として請求可能です。被害の影響は長期間にわたることが多く、将来の治療費や心理カウンセリング費用も含めて総合的な損害の算定を行います。
証拠収集における特別な配慮
この種の被害は密室で行われることが多く、目撃情報などは残りにくいです。そのため、被害直後のDNA鑑定、外傷の記録、感染症検査などが、被害の事実を客観的に立証する決定的な証拠となり得ます。
兵庫県神戸市・三宮の弁護士法人セラヴィでは、被害者様の心理状態を最優先に考慮しながら、必要な証拠収集を進めていきます。上記の検査は被害者様にとって身体的・心理的に大きな負担になりますので、受けるかどうかは被害者様の意思を尊重し、強制することは決してありません。検査を受ける場合にも、信頼できる医療機関と連携し、被害者様が安心して受診できる環境を整えます。
示談交渉における戦略的アプローチ
隠部への性的接触という被害の性質上、示談交渉では加害者に対してより強い責任追及を行います。この種の行為は計画性と悪質性が高く評価されるため、相応の厳しい条件での解決を求めることが正当です。
示談書には適正な慰謝料の支払いに加えて、被害者様への接触完全禁止、第三者への口外禁止、違反した場合の厳重なペナルティなどを詳細に規定します。特に、被害の内容を他者に話すことを厳格に禁止し、被害者様のプライバシーを徹底的に保護します。
解決後の安全確保も重要な課題です。示談書では将来にわたる接触禁止を厳格に定め、違反があった場合には即座に刑事告発を行うことも明記します。被害者様が安心して日常生活を送れる環境を確保することが、真の解決となります。