兵庫県神戸市・三宮でキス強要被害の慰謝料を請求する弁護士法人セラヴィ

意思に反したキスの深刻さと法的保護

本人の意思に反してキスを強要する行為は、刑法第176条の「不同意わいせつ罪」として厳しく処罰される犯罪行為です。
2023年の法改正により、被害者が恐怖や困惑で抵抗できない状況も適切に評価されるようになりました。
どのような関係・シーンであっても同意のない行為は犯罪です。

加害者の「好意の表現だった」「雰囲気でそうなった」といった弁解は、法的には何の意味も持ちません。同意のない性的接触として、適切な謝罪と賠償を追及できます。

キスを強要された被害に対する示談金の目安は、50万円程度となります。しかし、被害の状況、継続期間、被害者が受けた精神的苦痛の程度によって金額は変動しますので、あくまで目安としてお考えください。

特に職場での被害の場合、被害によって仕事の継続が困難になったり、転職を余儀なくされたりする場合があります。こうした場合には慰謝料に加えて休業損害や転職に伴う経済的損失も請求対象となり、示談金が大幅に増額される可能性があります。

また、PTSD等の精神的な症状が生じた場合には、治療費や通院交通費なども損害として請求できます。被害の全体像を正確に把握し、適切な損害回復を図ることが重要です。

職場でのキス強要は、セクハラ（セクシュアルハラスメント）としても問題となります。この場合、加害者個人への慰謝料請求だけでなく、職場環境を改善する責任を怠った会社に対しても損害賠償を請求できる場合があります。

兵庫県神戸市・三宮の弁護士法人セラヴィでは、被害者の職場での立場を守りながら解決を図ります。必要に応じて匿名での解決や、被害者の職場復帰をサポートする条件を示談に盛り込むことも可能です。

加害者が上司や取引先の場合でも、遠慮する必要はありません。職場での権力関係を利用した性行為は、より悪質な行為として厳しく対処すべき問題です。

キス強要の被害は、被害者の心に深い傷を残します。長期間にわたって問題を抱え続けることは、被害者にとって大きな負担となります。当事務所では、依頼からおよそ1か月以内での迅速な解決を心がけています。早期の解決により、被害者が事件のことを忘れて新しい生活を始められるよう支援します。

解決後は、加害者からの報復や再接触を防ぐため、厳格な条件を示談書に盛り込みます。被害者が安心して日常生活を送れる環境を確保することも、当事務所の重要な役割です。