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反社会的勢力による被害の実情

相手が暴力団や半グレなどの反社会的勢力である場合、被害者様の多くは「関わらない方が良い」「報復が怖い」と考えて泣き寝入りしてしまいがちです。
しかし、実際はこうした相手だからこそ法的手続きに対して敏感であり、早期の解決に応じやすい傾向にあります。
反社会的勢力の構成員は、警察や司法機関からの注目を避けたいという強い動機があるからです。
組織への配慮から生まれる動機
反社会的勢力の構成員は、性犯罪での摘発により組織に迷惑をかけることや、警察の捜査により他の活動に支障をきたすことを極度に恐れるため、示談による早期解決を強く希望する傾向にあります。
兵庫県神戸市・三宮の弁護士法人セラヴィではこうした組織の特性を十分に理解し、被害者様に有利な解決方法を模索します。被害者様が加害者やその関係者と直接やり取りすることは一切ありませんので、安心してお任せください。
安全確保を最優先とした対応戦略
反社会的勢力が相手の場合、被害者様の安全確保が重要な課題となります。当事務所では、被害者様が直接加害者と接触することがないよう、全ての交渉を代理人として行います。また、必要に応じて警察と連携し、被害者様の身辺の安全を確保します。
交渉においては相手の組織的背景を十分に理解した上で、適切な距離感を保ちながら進めます。感情的な対立を避け、冷静かつ論理的に法的責任を追及することで、相手に無用な敵意を抱かせることなく解決を図ります。
安全で効果的な解決のために
重要なのは相手を必要以上に刺激することなく、しかし毅然とした態度で臨むことです。法的根拠に基づいた正当な要求である限り、それを受け入れざるを得ないということを相手に理解させることが、安全で効果的な解決につながります。
組織の論理を活用した解決手法
反社会的勢力には独特の組織論理があります。これを理解して活用することで、効果的な解決を図れます。特に組織の規律、上下関係、面子などは、時として被害者様にとって有利に働く場合があります。
例えば、下位の構成員が起こした問題について、組織として責任を取らざるを得ないという論理が働く場合があります。この場合、加害者である構成員は、警察沙汰になることで組織全体に迷惑をかけることを避けたいという動機から、相場以上の解決金を支払ってでも早期解決を図ろうとする傾向にあります。
法的手続きの特別な配慮事項
反社会的勢力が相手の場合、通常の法的手続きに加えて特別な配慮が必要となります。刑事告訴を行う場合には、被害者様の身元秘匿の措置を講じたり、証人保護の制度を活用したりすることで、安全を確保しながら手続きを進められます。
示談交渉においても通常以上に慎重な進め方が求められます。示談書では将来的な報復行為の禁止、組織としての責任の明記、違反した場合の厳重な処罰などを詳細に規定することで、解決後の安全も確保します。
また、解決金の支払い方法についても特別な配慮が必要です。現金での支払いではなく、銀行振込などの記録の残る方法を選択し、後日のトラブルを避けるための工夫を行います。被害者様の安全と権利の両方を確実に守ることが、当事務所の最優先課題です。