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胸やお尻を触る行為の法的な位置づけ
胸やお尻を意思に反して触る行為は、刑法第176条の「不同意わいせつ罪」や各都道府県の迷惑防止条例違反に該当する立派な犯罪です。職場の上司、知人、見知らぬ人など、加害者との関係性を問わず、同意なく身体を触る行為は法的に処罰されます。
「軽く触っただけ」「冗談のつもりだった」といった加害者の言い訳は法的には通用しません。
被害者の尊厳を傷つける行為として、適切な責任を追及することができます。
民法上も不法行為として慰謝料請求の対象となり、加害者に対して損害賠償を求める権利があります。
示談金の目安について
胸やお尻を触られた被害に対する示談金の目安は50万円前後です。ただし、被害の状況や加害者の立場、反省の程度によって金額は変動します。実際、最初に加害者側から提示された10万円という不当に低い金額から、交渉により200万円まで増額された事例もあります。
重要なのは、加害者が最初に提示してくる金額をそのまま受け入れないことです。多くの場合、加害者は事態を軽く見積もり、相場より大幅に低い金額を提示してきます。被害に見合った正当な賠償を受けるためにも、専門家による適切な交渉が不可欠です。
示談による解決の流れ
兵庫県神戸市・三宮の弁護士法人セラヴィでは、被害者様のプライバシーを最大限保護しながら示談交渉を進めます。解決までの期間は通常1か月以内で、早い場合には数日で解決することもあります。
被害者が加害者と直接対峙する必要はありません。当事務所が代理人として全ての交渉を行い、被害者の負担を最小限に抑えながら解決いたします。
なお、示談成立後の被害者様の安全と尊厳を守ることも重要です。示談書には慰謝料の支払いだけでなく、加害者からの謝罪文、今後の接触禁止、守秘義務、これらに違反した場合のペナルティなどを盛り込むことで、解決後の二次被害を予防します。
証拠がない場合の対応
「証拠がないから諦めるしかない」と考える必要はありません。物的証拠がない場合でも、合理的で一貫した被害状況の説明により、加害者に事実を認めさせることは十分可能です。被害直後や直後でなくても、友人や家族に相談した記録、LINEなどのメッセージ履歴、被害前後の状況を示す証拠など、様々な角度から事実関係を明らかにしていきます。
